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安田純平氏の会見雑感

安田純平氏の会見を見て、こう思う。 


芥川龍之介は著書の中で、
「寒中に人がおぼれている子供を助けようと川に飛び込むのは何故か?
それは、おぼれている子供を助けなかったら、不快に感じるからだ。」
という趣旨の言葉を述べている。


日本の中には、他国の人の状況が気がかりだと感じる人もいれば、
他国の人の状況など関心がないと感じている人もいるだろう。
安田氏は、前者に属しているらしく、シリアの人々の状況が気になった。
そして、シリアがどうなっているかを、取材しないと不快に感じたから、
シリアに入国し、過激派組織に捕まった。
本人は自己責任だと言っている。


その安田氏に対して、やじ馬が何か非難めいたことを言っているらしいが、
ほっとけよと言いたい。文句を言いたければ、国民からの反発が怖くて、
安田氏解放に動くことを選択した日本政府のアリバイ工作めいた生命だろう。
もし日本政府が、安田氏の行動を遺憾だと思うなら、 安田氏解放に動くな。
たとえ、それが政府の評判を落とし、政権が危うくなったとしても、それこそ
日本政府の自己責任だ。
一個人に対して政府がカネを払うのはけしからんというなら、政府を非難せよ。


私個人としては、安田氏に対しては、「オレには出来ないな」という感想しかない。